第15話:戦場への帰還 |
カガリ(首なし死体)を攫い、海中へと逃れたアークエンジェル。 オーブ守備隊には潜水艦が存在しないのか? とかも気になりますが船首を真下に向けて急速潜航するアークエンジェルの内部は今、大変な惨状に見舞われてると思います。 小惑星には重力が存在しても水中は無重力なんでしょうか? 海水の浮力で艦内の重力が軽くなるとでも思っているのでしょうか? 一方、アスランがオーブへと帰還しようとしてきた所、オーブは既に世界安全保障条約機構に加盟したとかでオーブの可変MS・ムラサメにいきなり攻撃を受けます。 警告より先に発砲したとなっては後々問題になりそうですが、そんなことよりムラサメのパイロットの顔が先刻のザフト軍暗殺者よりさらに雑な造作になっているのが哀れです、キャラクターデザインの人に何か思うところでも有ったのでしょうか? もう、顔への影の付き方一つ取ってもアスランと比較して差別されるムラサメパイロット、よく見たら動きもなんだかセイバーと同じコンテを使いまわされてるような…… 何はともあれ、アスランは辛くもオーブ領空を脱出しました。 同じころ海底ではキラ達によるカガリ(の首なし死体)再洗脳が…… 哀れみとも蔑みともつかない見下した目で見下げられるカガリ。 厭味なキラ、一緒に暮らしてる間にラクス味がついちゃったらしく、やたらと他人を否定する悪癖が身についてます。 二年前、ラクスがこれをやったらアスランの親父がマヂ切れして地球にジェネシス撃とうとしたという事実は忘れてしまったのでしょうか? 底意地の悪いキラは紫モミアゲを虐めた罪を隠すため「セイラン家はは戦争好きで必ずプラントや連合を侵略する」等と安易な未来予想で誹謗中傷を始めます。 しかし、それも致し方ないことで、アークエンジェル一行の反逆が免じて許されるためにはどうでもセイラン家の失策で国際情勢が悪化してもらわなければなりません。 錦の御旗を掲げ、断罪すべき理由が無いと一番困るのはキラ達自身なんですね。 言ってみれば推理小説の名探偵が自分の周囲で猟奇殺人が起きることを期待するようなもので、決して褒められた態度ではありませんね。 キラは首なし死体にアンパンで作った顔を乗せてカガリを復活させました。 どのみちカガリの脳みそなんか有っても無くても同じなので中身なんかアンコでもハロでも別に構わないでしょう。 さて、そろそろ主人公としての進退が問われる窮状のシン・アスカですがちょっとサボって顔出しを怠ってるといつの間にかアスランの野郎がミネルバに居座っています。 しかも、評議会直属の特務部隊で個人の裁量で作戦の立案、実行まで許されるらしく、議長は宴会部長が珍しく活躍したのが余程腹に据えかねたのでしょう。 さっそくトップエリートにコナをかけ始めるルナマリアと自分の人生に疑問を持ち始める宴会部長。 なぜ、活躍してみんなから褒められたらザフト軍の裏切り者が強権携えて戻ってきて偉そうにそてるんだろう? 俺、なんか議長に嫌われるようなイケナイ事やっちゃったかなあ? 活躍したときもちゃんと赤いソードインパルスなんだし絶対に議長が嫌がらせするような理由は無いはずだ何しろ赤かったし。 もう、宴会部長の内心ではアスランに対してドロドロした感情が渦巻いているのは間違いありません。 そもそも、自分で判断して自分の意志で行動できないアスランに特権与えちゃ大変な結末を迎えそうな気がしますが……フェイスになった今も全然状況飲み込めてないし。 |
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