第9話:奢れる牙
えー、当局が入手した極秘情報によると今週の宴会部長(※注:今更改めて言うことでは有りませんが主人公シン・アスカ氏の事です)の出番は役27秒。
 インパルスガンダムの発艦シークエンスより少ないですね。
 ちなみに2週続けてインパルスは出ていません。



 それはともかく。
 何が何やら良く解らない内に連合はプラントへの開戦を決定。
 番組放映開始の2ヶ月くらい前に「竹田プロデューサーはマイケル・ムーアになりたいんだな」というのがひしひしと伝わってくる愚かな発言が有りましたが、案の定「あそこにテロリストが居たから戦争して滅ぼしてしまえ」という悪役を出してしまいました。
 こういう連合サイドの行動をさも言いがかりで攻撃したように描写していますが、プラント現政権(旧クライン派)はかつて核動力搭載ガンダムで連合・ザフト両軍に大損害を与えたテロリストを無罪放免にした前科がありますので、今回も同じことをやったと疑われても仕方がありません。
 身内に甘い人間というのは中々外部の人に信用されたりし難い物です。


 両軍のさまざまな思惑が交錯し、着々と開戦の準備が進められていく中、
 宴会部長は妹の携帯を握り締めて幸せな過去の夢に浸っていました。
 紅葉の森の中で妹と追いかけっこ、木を挟んで捕まらないように左右に華麗なフットワークを見せるマユ。
 何しろ敵は飢えた野獣、捕まったらとてもここでは描けない様ないやらしいイタズラをされるのは想像に難くありません。
 兄を刺激しないように恐怖を押し殺し、必死で逃走するマユ。

 宴会部長も韓流みたいな時代錯誤の夢みてないでたまにはご両親の事を思い出してあげてください。



 そうこうしているうちについに両軍は激突!
 いかにも悪役ヅラの連合軍人に比べみんな善人ヅラのザフト軍人。
 解りやすいといえばそれまでですが、ちょっとこの扱いの差はあんまりだと思います。
 
 圧倒的な物量で一気制圧を目論む連合、立ち向かうザフト。
 ザフトの哨戒機が別のルートから接近してくる敵部隊を発見、肩に装着されたミサイルケースには核兵器で有る事を表すラジエーションマークが・・・
 敵の企みに気付いたザフトは部隊を急行させますが、そういうことが起きないようにマーク消しておくという配慮は連合に無かったのでしょうか?
 外道のクセに正々堂々と手の内を晒すというのは釈然としないものがありますが、そのせいでザフトはこんな事も有ろうかと用意しておいた新兵器ニュートロンスタンピーダーで返り討ちにします。

 なんとなくナチュラルがコーディネイターを滅ぼしたくなるのがわかる気がしますね・・・馬鹿にしとんのか?

 九死に一生を得たザフトというか案の定、煮え湯を飲まされた連合というか、まあどっちでもいのですが緒戦を切り抜けたプラントではアスランが議長に直談判のため訪れていました。

 アスランが顔でも洗おうと廊下に出るとそこには、何故か地球にいるはずのプロ市民が・・・

 奴が二匹!?

地球圏絶対絶命の大・大・大・大ピンチ!!!
 



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