第8話:ジャンクション
 熊をも絞め殺すといわれるユウナの膂力で容赦なく締め上げられるカガリ。
 ミシミシと軋む背骨、肋骨は肺を突き破り口からは赤い泡を吹き出します。
 激痛の中で遠のく意識、カガリの脳裏には今までの記憶が走馬灯の様に・・・

シン「よくもそんな事が言えるな」
シン「流石綺麗事はアスハのお家芸だな」
シン「俺の家族はアスハに殺された!」

カガリ「なんで最期にお前の記憶がー!?」
 締め上げるユウナの手に一層の力がこもり、耐え切れなくなたカガリの体はチェストフライヤーとレッグフライヤーに分離、内臓スプレンダーを撒き散らして果てました。



 どうでもいい話はさておき。

 ミネルバの修理と補給の為にオーブへ帰還したカガリ。
 変なモミアゲに抱きつかれて困ってしまいます(別に絞め殺されません)
 このモミアゲの親父さんがやはり立派なモミアゲを生やしたハゲ。
 どうやらアスランといいこのモミアゲといいカガリは髪の毛のヤバイ人に好かれるようです。
 いつのまにか手が生えた虎のおっさん。
もしかするとモミアゲを気に入られてユウナウナトの親子が便宜を図って付けてくれたのでしょうか?
 宴会部長の妹さんの手でないことを祈るばかりです。

 知らない間に大西洋連邦との同盟条約が締結されてしまいます。
 憤るカガリ。
 ユニウスセブンを落としたのは一部のテロリストで破砕作業を行ってくれたのもプラントなのにと。
 しかし、そこで反論するモミアゲ……バルトフェルドと区別するため紫モミアゲとでも呼びましょう……が反論します。
「あなた方は酷い目にあったが地球は救われただから許せと?」

 痛い所を突かれて絶句するカガリ……待て絶句すんのか!?

 酷い奴です。
 まあ、彼女は3隻同盟として2年前散々世界平和の為に自分達と考えを異にする人々を戦争終結と引き換えに無理やり黙らして来たんで、今になって他人様の評価が気になってきたのでしょう・・・ヘタレめ。

 一方アスランはなんだかサイバーフォーミュラから抜け出た様なというか明らかにGSX−NEOのオープンカーに乗ってオーブの海縁をドライブ。
 数日前に全地球規模で津波が発生したばかりで、いつ何時他所で発生した津波がオーブに押し寄せてくるか解らないような状況なのに危険この上ないのですが、世の中下には下が居るもので砂浜で子供を遊ばせてる馬鹿が居ました。
 もしやと思いアスランが近づくとそこにいたのは育児疲れからあわよくば孤児を海に流そうと企むキラとプロ市民が居ました。
 しかも、何故かサイバーフォーミュラの主人公・風見ハヤト邸に住んでるんですが・・・この二人の場合、盗んで移築してきたという疑いがどうしても拭い切れません。



 さて、既にガンダムAでもアスラン視点で描かれる「ジ・エッジ」の連載が開始し、フリーダムガンダム再登場も噂され、着々とシン・アスカ包囲網が狭められている我らが宴会部長ですが、海辺にある戦没者慰霊碑に妹(ついでに両親)を死を悼みに行きました。
 そこに悪魔の作為のようなタイミングで佇んでいたキラ。
 しかし、何故かスルーしてしまう宴会部長。
 間の悪い事にそこに現れたプロ市民。
 やはり、気にしてない宴会部長。
 
 
 
 気付けよッ!



 ザフト軍人なら良し悪しにつけ、元議長の娘で追悼慰霊団代表で国民的アイドルで、おまけに軍事機密強奪犯で売国奴のこの女のツラを知らぬ等と言う世迷言が通用するでしょうか?
 案の定というか、予想通り責めを負わない二人。

 まあ、下手に噛み付いたら地獄のそこまで追い込まれて殺されるんですが・・・このまま有耶無耶のうちに和解したり「誤射したのはカラミティでフリーダムはあそこで戦ってただけ」等と言う言い逃れが待ってそうで心配です。



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