第7話:混迷の大地
 さて、今週のガンダムSEED・DESTINYですが緑色のヤツが案の定大気圏突破する能力を備えてましたクソッタレ。
 あー、緑のアレが憎い(笑)
「議長!助けてください!減速できません議長!助けてください!」
「残念だがアスラン、緑の変な機体に大気圏突入の能力は無い、しかし無駄死にではないぞおかげでガンダムを道連れに出来るのだからな」
 というネタをみんなが想像した様ですが…ま、それはさておき。



 落下していくユニウスセブンを破壊するため宴会部長とアスラン目掛けて主砲を発射しちゃうミネルバ。
 通常のアニメなら「止むを得ない状況でのギリギリの選択」かも知れませんがこのアニメの場合、とばっちりで殺されるのはいつもの事なので今ひとつ緊迫感に欠けます。
 
 しかし、破壊したものの破片は大気との摩擦熱で燃え尽きず地球へ落下。
 その被害はマルキオの孤児院へも及びます。
 衝撃で鳴動するシェルター。
 突如歌いだすプロ市民。
 プロ市民の悪逆極まる歌声は魔力でプラントの破片の軌道を捻じ曲げ、自分の所への被害だけを食い止めます。
 収まるシェルターの揺れ。

 まるで何者かが狙い済ましたかの如く各地で世界遺産を破壊していくプラントの破片。
 落ちた破片は次々に閃光を発して爆発、プラントの成分は半分は優しさ、もう半分は核攻撃されても文句言えないような外道な物で出来ているのでしょう。
 とんでもなく極悪な所に棲んでますコーディネイター。

 各地に広がる被害、それを満足げに眺めるジブリール・・・猫撫でるのやめろってのに。
 一方通常の3倍のスピードであっという間にプラントに戻った議長は見るからに邪悪そうな人影となにやら企みごとをしています。



 一方ミネルバでは宴会部長の偽ガンダムと不幸にも燃え残ってしまった偽ケロロ軍曹を回収し、海上に着水。
 カガリはアスランの無事を喜び、被害が最小限に済んだと安堵しますがこれが宴会部長の逆鱗に触れます。
 相変わらず私怨で他国の国家元首に噛み付いているのですが、オーブにも被害が及んでる可能性を端っから考慮に入れていない上に、この後プラントと連合の間で生まれる軋轢を全く考慮してない等、とても為政者とは思えないのでなんとなーく宴会部長の方が正しく見えてしまいます。
 本来ならそんな事、有っちゃ駄目なんですが。



 カガリの脳内から「被災者の支援」などと言う概念が生まれるより早くデュランダル議長は地球に対して災害復興支援を開始。
 が、その頃、ブルーコスモス上層部ではフラガの兄さん達の撮影した写真が届けられ、そこにはザフトのMSがユニウスセブンでなんやかやとやらかしている瞬間がバッチリと収められていました。

 これを口実に開戦を決意するブルーコスモス。
 とは言え、たとえ写真が無かったにしろそのいくらなんでもあざと過ぎる手際の良さはデュランダル議長の自作自演を疑うに十分な気がしますね。



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