第5話:癒えぬ傷痕
 さて、機動戦士ガンダムSEED・DESTINYも既に第5話、パフォーマンス過多で撃墜の無いシン・アスカも宴会部長の異名を欲しい侭にしています。

 まあ、どうでもいい人はほっぽっておいて今回のお話。

 テロリストの策略により地球への墜落軌道を取り始めたユニウス7。
 その時ミネルバでは不甲斐ないインパルスの代わりに議長と艦長が合体。
 オペレーターのメイリンとしては仕事もしないで合体している議長スプレンダーと艦長フライヤーをカタパルト発進位置へ誘導して素っ裸のまま高速で冷たい真空の宇宙へ放り出したいところですがそこはずっと我慢。
 役に立たないくせに合体ばっかりしてるのはインパルスの正パイロットだって同じことです。
 前作で未成年が交尾してたのよりは道徳的に問題は少ないでしょうが、その代わりババァの尻見せられたと世間の風当たりは相変わらず強いようです。
 



 その頃、新たな任務を命じられたクルー達は今後の事を色々と話し合っていました。
 その中の一人である整備士がユニウスセブンが落ちるのは不可抗力だしナチュラルが死ねば後が楽だみたいな不謹慎な事を言い出します。
 それを聞いたカガリは激昂、たくさんの犠牲、たくさんの悲しみを経験し共に歩んでいく道を選んだのでは無かったのかと!なのにお前らは何も変わっていないのかと!!
 旧態依然とした頑なで身勝手なザフト兵に対して激しい憤りをぶつけるカガリ。
 有無を言わさぬ正論です。

 2年前に無理やり自分たちが力づくで押し付けた共存だと言うことは彼女の脳内からスッパリ消え落ちてるみたいですが。

 この言い草にカチンと来たシン……もとい宴会部長は今週も牙を剥きます。
 MS戦は弱いですがカガリ相手には強い。
 しかし、ほんの少しだけ「今は他国の軍人」という常識が働いたのでしょうか?
 「ゲリラとなってオーブと無関係な戦争に参加してザフト軍人の戦死者出していたのはあんただろう?」とか言い出したいのをぐっと堪え、あくまで連合にやすやすとオーブ侵攻を許したことだけを攻め立てます。

 自分たちのせいで誰が死ぬか解っていたのか? と言う問いにカガリは戦死したM1アストレイのパイロットの事を……おいおい、こいつもいつの間にか被害者ヅラですか?
 いくらなんでもこのやり取り、
 宴会部長にいじめられたカガリは自室でアスランに泣きつきます。
「お父様も苦しんだんだ!」ちなみに当時、彼女は准将扱いでオーブ守備隊の指揮官という設定もありますが、いきなり連合のダガーがパラシュートでトーチカを踏み潰して乗り込んでいるのですが、オーブの領空というのは高度数十メートルしか無かったのでしょうか?
 易々と敵国を国土に踏み込ませ、国家元首は真っ先に自爆して果てるような自称・平和の国に住まわされた方は堪ったもんじゃありません。
 クーデター起こされるのも時間の問題でしょう。


 一方、ユニウスセブンの解体作業には前作キャラのイザークとディアッカ。
 何故かさりげなくディアッカがエリートの証、赤服からヒラの緑服に降格されてるんですが、3隻同盟のメインキャラは前議長のとりなしで罪は不問とされてるはずですが彼はさほど視聴者に人気が無いから冷遇されてるのでしょうか?
 とは言え、たとえ赤服でも強奪された3機のガンダムの正規パイロットの様に第一話で惨殺されても同僚のミネルバクルーの誰一人として話題にもしないということを考えるとまだまだ恵まれてると言えますね。

 そして解体任務の協力を申し出るアスラン。
 例の緑色した斬新な機体に乗って出撃しようとした矢先にユニウスセブンを地球に落とそうとしていたテロリストがザフト軍を襲撃、アスランはそのまま軍事行動として出撃してしまいました。

 来週はイザークとディアッカも出てきますしシンの活躍は期待薄です。



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