機動戦士ガンダムSEED DESTINY


第一話:怒れる瞳

解りやすいあらすじ……
関東は台風上陸で第一話目からL字放送だったそうです。



さて、始まりました機動戦士犬ガンダム(少年エース:唐澤なをき)
犬ガンダム氏

 まずは前作でのオーブ侵攻での主人公一家の避難シーン。
 通常のTVアニメの3倍といわれる制作費の割りに同じシーンの使い回しとかが多いような気がしますが、きっと前作を見ていない人への心優しい配慮なのでしょう。
 決して、脚本が遅くて製作スケジュールが遅れたから仕方なく前作のシーンを持ってきたわけではありません。

 改めて見ると雑魚のMSはスタッフに縁日の射的の景品だと思われてるから動きません。
 端役がさりげない魅せ場を作ることは許されないコズミック・イラ非情の掟。
 逆らうものには「死」あるのみ

 何故かニュートロンジャマー影響下による地球規模の電波障害にもかかわらず後生大事に持っている携帯電話を凄い遠くにすっ飛ばす主人公の妹。
 主人公が携帯電話を取りに行くと、 砲撃で吹っ飛ぶ家族。
 フリーダムの異常な射撃性能からすると狙ったのは間違い有りません。
 「知らなかった」「事故です」はイビツにスタッフが甘やかしてるキラに限って言えば許されることではありません。

 キラの正確無比な狙撃によって変態ラクス踊りポーズで死ぬ母親、親に冷たいガンダムSEEDですが、どうせ生きてても似たような冷遇具合ものなので気にしなくてもいいです。
 ちなみに妹さんは腕が千切れただけで死体が無いので多分生きてます、ガンダムSEEDですから、ロケットパンチが取れたぐらいに思っておけばいいです。
 ついでに言うと同じく死体は無くてもお父さんは死にます、それがガンダムSEEDですから。
 


 そして何がなんだかわからない内に終戦。
 連合はラクス達の戦争目的も政治思想も解らないのですが、どうやって連合は停戦したのでしょう?
 実はまだ戦力を温存していていきなり襲撃されるかどうかも彼らは知らないはずなのですが。

 かくして焦土をこさえるだけこさえて何の戦後保障も賠償も無い地獄の平和がやってきました。
 きっとナチュラルの軍人さんはMSの機体数制限やら荒れ果てた地球で大変な貧乏暮らしをしていることと思われます。
 そんな連合の惨状など、どこ吹く風。
 カガリはザフトにとっては特A級のアスランを伴いプラントへ極秘会談に赴きます。
 ガサツで露骨に成長の見られないカガリに苦労させられるアスラン。
 カガリにドレスを着るように薦めますが、断られてしまいます。
 しかし、こればかりは仕方の無いこと、彼女にしてみれば「着飾る=ラクスみたい」という忌まわしい記憶が刷り込まれているのです。
 そりゃ女の子なら誰だってあんな醜態は晒したくありません。

 さっそくザフトの新しい議長に嫌味を言われるカガリ。
 声がシャアの人で見るからに腹黒い狡猾な悪役ですが、この世界では善玉が一番外道という法則がありますので精々が途中で狂ってナチュラルの殲滅に乗り出して主人公の悪事をぼかすのが関の山でしょう。

 オーブの理念は他国に侵攻しない、他国の侵攻を許さない、他国の争いに介入しないということを褒め称える新議長。
 当然、思いっきりMSに乗ってザフトや連合と戦ってたことも絶賛されます。
 ……なんでこの娘はお咎めなしにオーブの新首長に納まれたのでしょう? 謎は深まるばかりです。
 苦労の多そうなアスラン、生え際がストレスでこれ以上後退しないことを祈るばかり。

 一方その頃、連合の工作員としてプラントに侵入した敵の強化人間たちの一人である
 今回のヒロインはプラントに蔓延しているラクスウィルスに感染したのか気が触れてキ○ガイ大回転。
 物陰に潜んでいた主人公はヒロインに飛び掛ると卑猥に胸を揉みしだきます。

 そんなこんなで何故かあっさりと他国の人間に基地を歩かせ、新兵器を見せびらかす新議長。
 おいおい、そういうものおおっぴらに見せていいのかという疑問もありますが、何気にすることは有りません。
 
 案の定易々と敵の侵入を許したザフトの軍事基地。
 敵の強化人間は最近使い古されて新鮮味の欠けるガン=カタを駆使して敵を次々に葬っていきます。
 わざわざポーズまでリベリオンを真似た連合の強化人間達は以前のおかえしとばかりに新型ガンダムを強奪。

 すでにピーチ姫と化しているガンダム
 助けてー、マリオー。

 攻撃を受けて吹っ飛ぶザフトのMS。
 バッテリー駆動なのに爆発するって事は式典用MSなのに推進剤は入れたままだったのでしょう。
 大ピンチに陥ったアスランとカガリ、他国の最重要人物の筈ですがザフトの皆さんは誰も助けたりはしません。
 やむを得ず、変な緑色のモビルスーツに乗り込む二人。
 見たことも無い斬新なデザインのMSです。
 凄く新鮮なデザインのMSは肩のスパイクで敵のガンダムにタックル、今までに見たことの無い攻撃方法です。
 続けて斧を取り出して斬り付ける斬新なデザインのザク。もちろん斧を持って戦う一つ目で頭の丸いMSなんか見たこと有りません。

 ピンチに陥ったザフト軍基地に主人公が颯爽と……コックピット部分が颯爽と出撃した後、装備が颯爽と出撃、その後で上半身と下半身がそれぞれ個別で颯爽とやってきて、わざわざ敵の目前でこれまた颯爽と合体しまして・・・えー、降り立ったら颯爽とキメポーズをとるインパルスガンダムこのウスノロとっとと来やがれ。





 そしてEDですがどうもラクスの奴が2匹も居やがるよーな……



 OPでもアスランに擦り寄る不敵な笑みを浮かべたラクス(通称:ヒトデラクス)とキラと裸で向き合うムッとしたラクス(通称:カズノコラクス)が居るのですが……


 まあ、キラと向き合ってるほうは額からカズノコが生えてないのですが(アイキャッチではカズノコ有り)
 ザフトでは最終決戦に備えて禁断の大量虐殺兵器「モビルラクス」を量産したのでしょうか?
 パイロットはアイキャッチで増量してたハロが乗り込むのでしょうか?
 主兵装はBC兵器のオナラでしょうか?。
 文字通り死ぬほど臭いでしょう。

 そういえばOPでヒトデラクスが大回転していましたが、サイボーグアズラエルが乗り込んでファイナルフュージョンして勇者王になった挙句、「最後に勝利するのは勇気ある者だぁー!!」とか叫んで金色のハロでコーディネイターを光にしてしまわないか心配です。



TOPへ