ふもっふ!
相良ぐんそ……ボン太くんだふも
今回は前回に引き続きメリダ島北東部にある標高5300mの高地ボラン高原に来ているふも。 |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
前回からボラン高原の場所と標高が変わってます…… |
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てい(ごきゃ) |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
へぐっ、く、首の骨が……
なんだかこの番組に出てくる皆さんはツッコミが荒っぽいですね。
さて、では今回のなぜなにフルメタは前回に引き続きボン太くんの
魅力を余すところ無く伝えるため実際にボン太くんを捕獲し、
スーツに加工する工程を見ていこうというわけですね。 |
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おっと、早速ふも猟に出ている猟師がやって来たふも
あれは……確認した、カリーニン少佐とウルズ8のスペック伍長の二人ふも
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ボン太くん |
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てっさおねいさん |
……あの二人、今は当直勤務中の筈なんですが…… |
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我々も本来の仕事をさぼって来てますので人の事は言えませんふもっふ
それに野生のボン太くんの戦闘能力は侮れませんふも
メリダ島では毎年10人近い隊員がボン太くんに捕食され尊い命を散らせています。
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ボン太くん |
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てっさおねいさん |
(滝汗)
わーっ、わーっ、わーっ!
ダメですよサガラさんッ!!
私が日頃の激務から逃れてひと時の癒しを求めに来てる事をばらしちゃあ!
そ・れ・よ・り・もっ、毎年そんな被害が出てるなんて聞いた事がありませんが…… |
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当然ですふも
不幸にも志半ばにして倒れた隊員たちの死亡報告は業務小隊に届く前に密かに俺が握りつぶしてるからふも
マデューカス中佐がヅラだと言う決定的証拠を収めた
写真の撮影に成功したので脅迫は簡単だふも
今までクルツをはじめ何人もの隊員が撮影を試みたがあまりにも凄まじい
光芒に事如く玉砕して行ったのだふもふふ!
そこで! 自分は超高感度のフィルムを使用して闇夜に近い暗い
夜道で中佐にスタンガンで15万ボルトの電流を食らわし撮影したふも
この写真さえあれば人知れず死んでいった
隊員の給料を着服することなど造作も無いふも
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ボン太くん |
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てっさおねいさん |
サ・ガ・ラ・さぁ〜ん? |
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お汁粉ドリンク350ml缶24本入り一ケースでどうでしょう? |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
そういえばそれほど危険なボン太くんを相手にするのに
カリーニンさん達随分軽装ですね?
特に武器らしい物も持っていないようですが…… |
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安く付くお人だ……
それはともかく
ふも、ボン太くんの毛皮は.50口径のライフル弾ですらストップさせる上
ボディーアーマーなど易々と引き裂く牙と腕力を持ち合わせているふも
したがってありきたりの重装備で身を固めるより、
装備を減らすことで移動力を高め、
ボン太くんの攻撃を交わす事が重要になってくるふも |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
あっ、そうこうしている間に二人がボン太くんに接近していきますよ?
警戒してますね、ボン太くん。
おや、二人が手にしていた軍用のコッフェルをボン太くんの群れの前に置いて逃げました。
一体何をする気なのでしょう?
あっ、ボン太くんの群れが興味を示したようです。
ぞろぞろとコッフェルに近づいてますよ? |
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因みにコッフェルとは軍用の鍋、釜、飯盒等の
事だと思って貰えればいいふも |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
あのーサガラさん?
コッフェルに顔を近づけたボン太くんが悶絶してるのですが……
一体何が??? |
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ボルシチ |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
アレですか
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ボン太くんを狩る際は当然傷物にすると商品価値が下がりますので
非致死性武器としては史上最悪の効力をもたらす
カリーニン少佐が丹精込めて煮込んだ特性ボルシチを使うふも
このボルシチは一般に「死なない核兵器」として軍事関係者の間で恐れられていて
地球上のありとあらゆる生命体に分け隔てなく生と死の狭間を彷徨わせる
地獄の猛臭を放つふも
少佐のボルシチから発生する非道極まりないガスは大気とは
あからさまに成分が違うため周囲の空気に溶け込まず
鍋のすぐそばに顔を近づけるまで臭いがしないのですもっふり
あんな悲惨な物体を口に運ぶ事が出来る輩が存在するとすれば
この宇宙の物理法則に反してるとしか言えませんなもふもふ
む?
どうしたテッサ?
愉快な顔だぞ。 |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
ほ、放って置いてくださいっ!
さっ、カリーニンさんとスペックさんが意識を失ったボン太くんをかついで行っちゃいましたよ!
とっとと後を追いましょう!
グズグズしない!! 行きますよっ!! 走りなさいキリキリッ!!!
どちくしょをぉぉぉぉっ〜〜!!! |
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ああ、大佐殿、待ってくださいそっちはぬかるんでますよ。
あ…… |
ボン太くん |
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こけっ
てっさおねいさん |
…… |
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あの、大佐殿?
旨いですか?
この辺の地相は珪藻土なので確かに食えない事は無いかも知れませんが |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
(ばりぼりばりぼりむしゃむしゃむしゃ) |
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メリダ島地下秘密基地
極秘ボン太くん加工工場
「ふもの穴」
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てっさおねいさん |
うっうっうっしくしくしく |
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ああ、テッサとっておきのあめ玉をあげるから泣き止んでくれ。
さて、捕らえられたボン太くんは種々様々な製品に加工されるため
マデューカス中佐の部屋の地下に建造された極秘工場で解体、加工されるふも
体液は毛はえ薬として匿名の大量注文があるので血抜きのため
生きたまま連れてくる必要があるふも |
ボン太くん |
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ふみょーっ!! ふみょーー!!! |
てっさおねいさん |
ううっひぐっひぐっ
有難うございますボン太くん
なんかまだ口の中じゃりじゃりしますがありがたく戴きます。
もごもご
なんですかこのあめ微妙に不思議な味がするんですが?
これは、えーと…… |
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ぶきみょー!ぶもーっふぅ!
「な、なんだここはー!?」
「マズイ侵入者だ! 逃がすなっ」 |
コッペパン味です。
ボン太くんは骨が無いため捌く時にはフックを
口に引っ掛け吊るし切りにて解体するふも
ボン太くんの皮は知っての通り非常に丈夫なため熟練の業を要するふもー
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ボン太くん |
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「は、離せキサマらっワシを誰だと思っとる!? 軍法会議ものじゃぞぅ」
「うるせぇ! 提督だろうとなんだろうと西太平洋戦隊最大のタブーに触れた奴を生かして還せるものかっ!!」
ぶぶぶぶぶもっふー!! |
てっさおねいさん |
うわっ生きたまま口にフックですか?
なんて残酷な……
でも骨格が無いならどうやってボン太くんは自立してるのです? |
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きょふぅ……ふも、ふもふ、も
「どうする?」
「決まってる始末するしかねぇだろ」
「た、助けてくれ、誰にも言わないから……後生だ」 |
根性ふも |
ボン太くん |
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「あんなこと言ってるぜ?」
「信用出来ないな、提督も口をフックにかけてバラしちまおうよ、なぁに干し肉にしちゃってサガラに食わせちゃえば後始末も楽だろ?」 |
聞こえてるぞ? ヤン。
そんな物俺は、食わんからミンチにして魚の餌にしてしまえ。
まったく秘密の副業が上層部に漏れたらどうするんだ……ぶつぶつ
地上再精鋭の傭兵とも有ろうものが、セキュリティを軽んじるとはケシカランな。
ぶつぶつ |
ボン太くん |
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「すまーん、気を付けるよ」
「て、テレサ……見てないでたすけて……」 |
てっさおねいさん |
では、早速ボン太くんの解体作業を見学させてもらいましょうか。
中には残酷だとか気持ち悪いとかおしゃる視聴者の方もおられるかも知れませんが。
こういった産業が皆さんの生活にどれほど密接に関係しているかと言うことを無視するわけにはいきません。 |
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「準備できたよー」
「あがー、いたた、口が顎がひたー」 |
では、さっそくここで一番のボン太くん加工職人
「斬り裂き姐さん」
ことこの度曹長から昇進なされたメリッサ・マオ少尉においでになっていただくふも
愛用の業物「妖刀・死ね死ね鉄鎖斬丸」を用い
とてつもない早業で次々とボン太くんを解体していく
円熟の技の冴えをとっくりと魅せていただくふも
先生、どうぞ
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ボン太くん |
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「どーれー」
「はがー、寄るな止めろ助けてへぇー」 |
てっさおねいさん |
まあ、メリッサ。刀の銘が正直気に食わないのですが
着流しの着物にサラシがとっても格好いいですね。
でもなんだか職人というより用心棒みたいです。
でも、なんだかこのボン太くん変わってますね。 |
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「ひぃやあああああ、ワシはボン太くんじゃ無いぃぃぃぃぃぃ」
「ええーい問答無用! ヤン! そいつが暴れないように押さえつけなさい」
「僕も一緒に切っちゃったりしたら嫌ですよ?」
「はあなあせえ」
「こらジタバタするんじゃない! 往生際が悪いぞアンタ」
「そーれいくわよー」 |
きっと、新種なのでしょうふも
ボン太くんの生態は未だ解明されていない部分が多く
またそれだけ資源としての可能性も秘めているふも
おおっと、残念。
放映の時間が来てしまった。
本来ならば余すところ無くスーツの製造過程を見てもらいたかったが仕方有るまい
ところで大佐殿?
冒頭から体が後ろを向いたままになっているがよろしいかな? |
ボン太くん |
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てっさおねいさん |
あら、いけない。
私ったら視聴者の皆さんに背中を向けてしゃべってました。
(ごりり)
ふう、イタタ。これでよしっと。
では、いつものとおりこの番組へのご質問ご要望などございましたら掲示板かもしくはメールにてご連絡下さい。
皆さんからのお便りまってまーす♪
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最初に180度回転した後さらに360度、合計540度回転しております……
大佐殿。 |
ボン太くん |
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