2001年7月24日
「感涙!」
 さて、ついにTV版では不明だったウルトラマンコスモスとムサシ隊員の関係が劇場版で判明いたしました。

 物語は宇宙空間でウルトラマンとバルタン星人がバトルを繰広げているシーンから始まります。

 そのころ皆既月食をみんなで見ようと夜の森林公園でキャンプをしているムサシと幼なじみの子供達。

 しかし突然の雷雨、友人達はムサシ少年を見捨てて逃げ帰ってしまいます。

 思えばTV版でもEYES入隊直後に「今まではあんまり上手く行ってなかったみたいだけど」等といきなり爆弾発言を行っておりましたがどうやら小さい頃から人付き合いが下手だったらしいです。

 雷雨の中恐れに震えるムサシ少年。

 しかしムサシ少年の養父は、実の父の夢を継いで宇宙飛行士になって火星に行きたいと言うムサシ少年の夢と情熱をかなえさせてあげるため敢えて厳しく育て上げようと遠くからそっと見守ります。

 疲れ果て寝袋にくるまるムサシ少年。

 そこに轟音と共に墜落してくるウルトラマンコスモス!

 どうやら善戦敢え無くバルタン星人に破れ果てて落っこちてきた模様。

 息も絶え絶えのコスモスを前にしてムサシ少年はいきなりコスモスの意志を代弁しはじめます。

 ヤバイデス。

 このガキ、デンパ野郎だったみたいです。

 友達がさっさと逃げ帰ったのも雷が怖かったんじゃ無くてムサシ少年と共に夜を明かすのが怖かったのかも知れませんね。

 早速ムサシ少年は天体望遠鏡とアルミホイルで簡易ソーラ・レイ・システムを作りあげてコスモスを焼・殺!

 ところがどっこいコスモスはエコロジー超人だったので無公害の太陽光の力で逆に甦ってしまいます。

 翌日、学校で「ウルトラマンを見た!」と主張するムサシ少年、しかし影響力は有るものの人付き合いは下手なムサシ少年。

 学級魔女狩り裁判勃発です!

 しかし、ここは耐えなければならない所、ヒーローとは何時の世も受け入れられない孤独なファイターなのです。

 当然ムサシ少年も負けては居ません、捨てる神有れば拾う神有り、実はムサシ少年が行きつけの玩具病院はボランティアの怪獣調査組織でムサシ少年の話に理解を示します。

 そうしてハイテクロボットを譲り受けたムサシ少年、無理解な社会に制裁を加えるためロボットが受信した謎の電波をウルトラマンからのメッセージだと勘違いするフリをして、どうもシナリオライターがヘボなんじゃ無いか?と疑われる程の異常な影響力の高さを悪用して市民を怪獣が出現する場所にハーメルンのバイオリン弾きがネズミを誘い出すかのように煽動します。

 そこへ突如怪獣・呑龍が地底から出現、すかさず駆けつけたボランティアの怪獣調査組織SRCのテックサンダーの前身と思われるカッコイイ分離型の飛行機でやって来ます。

 ところがなんと!この戦闘機は出たな?ツインビー・ヤッホー!で、機体から馬鹿でっかいぱんちがにょっきり突き出て怪獣をぼこんぼこん袋叩きにします。

 円谷プロのCG技術でびよんびよんみっともなく顔が変形する怪獣、トドメとばかりに冷凍してしまいますがそこへ現われたのがTVでも大活躍のシャークスとか言う自衛隊馬鹿軍隊。

 10年前から話をこじれさせるために暴れているだけのなんの進歩も見られないマヌケっぷり、なんちゃってサヨクの良い子のご両親達はなんだか我が子に戦争非難を教え込むことが出来たようで非常に良い気持ちです。朝日新聞も戦争反対を訴えるコスモスを誉めてくれるかも知れません。戦闘機はカッコイイですけど。

 ……断っておきますが表現がおかしいだけで殆ど嘘は書いていませんよ?

 実はこの呑龍、バルタン星人がイタズラして暴れさせており、今回の大ボスバルタン星人が出現馬鹿軍隊のお掃除を始めます。

 ハタキをかけられた埃のようにパラパラと撃墜される馬鹿軍隊。

 チャンスです、ムサシ少年。ここぞとばかりにコスモスからもらった石をかかげて自分の正しさを証明します。

 ウルトラマン召還!

 とは言え、先日の日記でも書いたとおりウルトラマンコスモスは怠け者が嫌いです。

 例え自分の命を助けてくれた恩人のムサシ少年でも容赦しません。

 あっさりシカト決め込みます。

 ギリギリまで頑張って。

 ギリギリまで踏ん張って。

 どうにも、どうにも、どうにもならないそんな時。

 ウルトラマンが欲しい。


 と、言うウルトラマンガイアの意志を受け継いで居るようです。

 さて、何故か異常に影響力を持つ主人公のムサシ少年を嘘つき呼ばわりしながらも馬鹿軍隊の大ボス、シゲムラ参謀はムサシ少年から謎のウルトラマンを召還する石を奪い取ろうと小学生より足の遅いひ弱な部下達に襲わせます。

 必死の思いで小学生から石を強奪するひ弱軍隊。

 後に残され落ち込むムサシ少年を幼なじみ達は慰めます。

 その帰宅途上。

 突如現われたチャイルドバルタンに幼なじみの女の子はレ●プされて調教身体を乗っ取られてしまいます。

 暗闇なので本当はどんなトンでもない事が起きたのか解りませんが。

 そしてバルタン星人が電波ジャックを行い地球への移民を宣言、なんでも自分たちがうっかり自分の星を滅ぼしちゃったので地球がそうならないように頭の良い自分たちが監視してあげようとかなんとか無茶苦茶に図々しい事を言い出します。

 そこで我らが馬鹿軍隊、シャークスの出番です。さっきまるで歯が立たない事を証明したにも関わらずバルタン星人をワザワザ怒らせるためにバルタン星人の宇宙船となっている小惑星に攻撃を仕掛けます。

 怒り狂ったバルタン星人、シャークスのデザインだけは格好良い戦闘機を蹴散らして地上に降りてきます。

 その時チャイルドバルタンに暗闇であんな事やこんな事をされちゃった疑いの有る幼なじみの女の子と「バルタン星人と共存出来ると良いね」と話し合っているムサシ少年。

 地球人の代わりにウルトラマンをこき使って宇宙人を虐殺するのが目的では無いと解ったのでシャークスの本部からいとも簡単に奪い返してきた石をムサシ少年に返してあげます。

 どうやらこの能なし防衛軍、機密保持と言う言葉を知らない様です。

 どう考えても話をこじらせるだけのシャークスに代わりSRCがバルタン星人を止めようと取った対策はなんと!

 みんなで子守歌を歌ってバルタン星人に気持良く眠って貰おう作戦。

 いや、本当に嘘じゃないって、真実なんだってば。

 シナリオ書いた人の正気を疑う所ですが、成功。

 しかし、このまま終わってしまってはウルトラマンコスモスの活躍の場が有りません。

 絶対にこいつらマゾに違いないと思うのですが悪の馬鹿軍隊が懲りずにバルタン星人を攻撃!

 とうとう、マジ切れさせてしまいます。

 もう、ここまでこじれたらどうしようも有りません。ムサシ少年も事を荒立てないように必死になって場を納めようと頑張ったのでコスモスを呼び出す準備は整いました!

 さあ、今こそ召還!

 大人になったムサシ隊員の変身よりも遙にカッコイイムサシ少年のウルトラマンコスモス召還シーン!

 後編は「強き者こそ心は優しい」慈愛のウルトラマンのバルタン星人虐殺シーンだ!


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