2002年8月17日
「忠犬ヤン公」






パーフェクト・ジョンギュ
です。









 もしかするとこんな冗談でも面白かったりしますか? (滝汗)

 夕べ僕が自室で眠っているときの話なんだけど、ガンダムネットワークオペレーションにド嵌りしてネットゲー廃人と化した大佐殿がゲームしながら片手間に開発した「自動パーフェクト・ジョンギュ改造装置」に捕らえられて改造されちゃったんだ……
 麻酔無しでね。
 
 どうせなら全身に光ファイバーを巡らせてキラキラ輝く様に改造して欲しかったんだけど大佐殿に
「目立つ電飾なんぞ必要ないです! ヤンさんにはそこんところが解っとらんのです!」
 と、持ってましたとばかりに怒鳴られちゃったんだ。
 まあ、僕も潜水艦載りの端くれだから水に弱いギミックは慎むべきだと思うんだけどねえ。



 ま、それはともかく今月発売ののコミックドラゴンでも僕は大・活・躍!
 その活躍の軌跡を振り返ってみよう。
 
 

 敬愛する上官である秘密軍事組織ミスリル西太平洋戦隊トゥアハー・デ・ダナン戦隊長、テレサ・テスタロッサ大佐の命により駅に放置されました……
 そのまま大佐殿は消息不明




























































 えー、その、なに、あれだよ、ほら。
 なんていったかなあそのECS?
 そうなんだよ、ECS、ECS!
 ECSを作動させて大佐殿をストーキング……もとい、密かに護衛することに決めたんだ。

 僕は常人に知覚できる肉体を捨てて精神体となって大佐殿を追跡。







 さっそく大佐殿は駅から降りたところで船乗りのクセに方向音痴と言うギャグでは済まされない醜態を演じてしまうんだけど、こういう人間が指揮する戦艦で命がけの任務に携わる将兵の気持ちを考えたことが有るんだろうか?
 そんな僕の葛藤など露知らず、大佐殿は立松和平と化して何処とも知れぬ秘境の集落へ彷徨いついてしまったんだ。
 さっそく、ミスリルと連絡を取ろうと大佐殿は衛星電話機を取り出すんだけど、いつもいつも豪快にずるべたーんするせいでダメージが蓄積し、この土壇場でついにその短い生涯を遂げてしまったんだ。
 途方にくれる大佐殿。

 迂闊にも彼女は知らないおぢいさんに声を掛けられホイホイついていってしまいます。
 良い子のみんなは決して真似しちゃイケナイぞっ。

 こうして持ち前の要領の良さを発揮して老夫婦の家に転がり込んだ敬愛する上官である、秘密軍事組織ミスリル西太平洋戦隊トゥアハー・デ・ダナン戦隊長、テレサ・テスタロッサ大佐こと通称テッちゃん(CV:西川のりお)だけど、微妙に老夫婦に歓迎されていないらしく老夫婦から娘のお下がりとおぼしき浴衣をプレゼントされたあげく、イタリア系アメリカ人なのに「あつらえたようにピッタリ」などと婉曲に嫌味をかまされちゃったんだよ。

 テッちゃん(CV:西川のりお)は日本を離れて長いせいか、どうも日本の風習になじめなくなっちゃってるようで、質の良くない再生紙に印刷されたトーンの潰れた真っ暗闇の星空を見上げて「綺麗ですねー」などとトンチンカンなお世辞を言っちゃうんだ。
 夜空がスモッグで汚れているところを見るとこの村は都心に結構近いのかも知れないね。

 空気が悪いため蚊帳に模した無菌テントの中で眠るテッちゃん(CV:西川のりお)。
 翌朝ひまわり畑の手入れを手伝っている時にも腕がむき出しのワンピースなのに蚊がたった一匹しか刺さなかったり、この村の大気汚染は相当深刻みたいなんだ。
 さっそく、テッちゃん(CV:西川のりお)はおじいさんの故障した軽トラックを排ガスの出ないパラジウムリアクター仕様1000PS超のモンスターマシン(注:足回りは軽トラックのまま)に改造したりしてなんとか環境の保全に勤めたりするんだ。
 
 こうしてテッちゃん(CV:西川のりお)の必死の努力も空しく、爺さんのタバコからもうもうと輩出される煤煙による大気汚染を食い止めることが出来ずにテッちゃん(CV:西川のりお)の休暇は終わりを告げるんだけど、汚染された空気を吸い過ぎて意識を失い昏倒。

 生死の境を彷徨った大佐殿が任務に戻ると、心配のあまり髪の毛が真っ白になって一気に老け込んだマデューカス中佐が出迎えました。
 大佐殿は大気汚染に悩む村のことが気にかかり、調査をさせますが、その村は5年前にダムの底に沈んだ水棲人類の集落で有った事が判明します。
 星が見えないのは湖底のドーム内だったからで大気が汚れているのは空気の対流が淀んでしまっているせいでした。

 滅び行く水棲人達に心を痛めながらも気持ちを切り替え、自分に課せられた職務を全うしようとする大佐殿。














 その頃、駅では実体に戻った僕が待ちぼうけを食わされていました。
 お願い、誰か迎えに来てよ。

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